2交代制で働く看護師が覚えておきたい夜勤明けの眠り方

2交代制の病院で働く看護師の方が悩まされやすいのが、なかなか眠れないなどの睡眠障害です。夜勤明けに帰宅してから眠り、起きたら夕方だったというのは、看護師として働く上でよくあることです。しかし、このように夜勤明けにぐっすりと眠ってしまうと、睡眠障害を引き起こすリスクが高まります。2交代制の夜勤は、夕方から翌朝まで働き続ける過酷な働き方なので、夜勤を繰り返した結果、昼夜が逆転するケースも珍しくはありません。そのため、夜勤による睡眠への悪影響を完全に防ぐのは困難ですが、夜勤明けの眠りすぎを避けることで、悪影響を抑える効果が期待できます。

睡眠物質は起きている間、体内でずっと増えていき、一定ラインを超えると眠気を感じるというのが、眠気が起こる基本的な仕組みです。しかし、短時間の昼寝ならともかく、1時間以上も眠ってしまうと、睡眠物質はリセットされてしまいます。夜勤明けから夕方頃まで眠ってしまったせいで、眠気が起こるタイミングが深夜帯にずれ込んでしまい、翌日もなかなか起きれず、生活リズムが崩れていくのが定番の失敗パターンです。

2交代制の夜勤の勤務時間は、およそ16時間に及ぶので、夜勤明け後ずっと眠らず夜を待つというのは現実的ではありません。しかし、帰宅後にしっかり眠ってしまうと、眠気が起こるタイミングが大幅にずれてしまうので、夜勤明けに眠る場合、睡眠物質の増加が早めに始まるよう、昼の2時くらいまでには目を覚ましておきたいところです。